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名作文学いらっしゃいまし
日本の名作文学を楽しむブログです。                                                                                                                                    お江戸本と美術本のレビューも増殖中。
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オンライン書店ビーケーワンに投稿した、
栗田 彰『江戸の下水道(新装版)』(青蛙房・2012.01)
書評が「今週のオススメ書評」(2012.03.30付)に選ばれました!

1週間、書評ポータル内に掲載されます。
書評ポータルへはオンライン書店ビーケーワン・トップページの画面左端メニュー「更新情報」からも行けます)

ありがとうございます!
このところ、いろんな迷いがあったりして細々とした投稿状態になっておりますが
これを機にまたガンバロウ♪と思います。

ただいま更新がカメ状態につき、まだブログにはアップできていません。
速やかに対処したく、努力します!




 
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旗本・川路家の人びと
(平凡社・2001.05)

ちょっと書評をお休みしようかという記事を書きましたが、結局、たいして休みもせずにビーケーワンに書評を投稿しています。
「ですます調」でしばらくやってみることにしました。
フィットしなかったら、また戻すかもしれません。

自分のペースで、のんびり書評ライフを続けていきます。

で、この本は、ま~た江戸本です。離れられない……。まあ、いいか。
ちょっと「えっ?」と思うタイトルですが、内容はとっても愉快。
読む前は、かろうじて名前を聞いたことがあった程度の「川路聖謨」でしたが、すっかりファンになりました♪

以下、ビーケーワンに投稿した書評です。


 奇人、と聞くとアブノーマルで、かなりアブナイ人のイメージが浮かぶ。
だが、この本に登場する江戸の奇人たちは、ちょっとヘンテコな、でも愛すべき人々、といったところの意味合いだ。

 今に残る、当時の日記や手紙類から、奇人さんの面白エピソードをご紹介、という趣旨の本書。
記録マニアの旗本や親孝行なお姫様の話題も登場するが、途中からは川路左衛門尉聖謨(かわじさえもんのじょうとしあきら)の日記の紹介がメインとなる。
著者いわく「川路の日記が面白すぎたから……」だそう。

 本書の主人公(?)川路聖謨は、幕末期の代表的な能吏幕臣として、立派な業績を残している。
努力を重ね、低い身分から華々しい出世をとげた例、としてもよく取り上げられる。
新政府軍による江戸総攻撃(予定)の前日に、ピストル自殺を遂げるという衝撃的な最後だった。

 そんな「硬派」なイメージの川路が、こんなに愉快な日記を残していたとは!
特に奈良奉行時代の日記(『寧府紀事』)は、面白い!
日記の大部分は離れて暮らす江戸の母親にあてた手紙として書かれたものだそう。
母親を楽しませようと、とりわけ面白く書いたのだということだが……確かに面白すぎる!

 その内容は、家臣やその家族とのほのぼのとした日常の風景、賢妻を悩ます「げろげろ&ごろごろ」という不思議な病、息子や娘の不出来を嘆いたり、一方では孫を溺愛したり。
最も印象的なのは、用人の幼い娘、おえいちゃんの活躍だ。著者は「抱腹絶倒少女」と表現している!

 家族の結びつきの強さ、長年連れ添った夫婦の会話の絶妙な機微、揺れ動く親ごころ、父母への感謝、等が司馬遼太郎氏も絶賛したという卓越した文章力で綴られる川路の日記。本書は、当時の風俗や幕府の事情などの解説を織り交ぜながら、わかりやすく語りかけてくれる。

 気になるのは、川路の日記の面白さで紙面がなくなり、カットされたであろう、ほかの奇人さんたちのこと。
『江戸奇人伝』続編をぜひお願いしたい。

(ビーケーワン投稿 2012.02.21 836字)


雑誌連載をまとめた本だとのことですが、お客さんを前に講じているような(ちょっとオネエキャラっぽい?)不思議な語り口で進みます。

死別以外の離婚がけっこう多かったこと(川路は四回結婚)、武家の女性も意外と元気で夫にもの申していたこと、江戸時代の奈良の人々は昼寝がお好きだったこと、など様々な発見がありました。

面白いことがあると「みなみな絶倒せし」とよく出てくるのは、昔、流行ったギャグ漫画の「ドテッ」を連想させます。なつかしい。

「わたしは手も目もこんなに達者でしっかりしています!」と母上に見せるため、わざわざお酒を飲んだあとに細かいケみたいな字でぎっしり書いた手紙を送るとしあきらさん……。子供かいっ?

歴史の本だからな、と思って電車の中でうっかり読んだりしてはいけません。
吹き出してしまいます。危険です。




 
先月、浅草に行ったとき、つくばエクスプレスに初めて乗りました。

開通したのは2005年8月というから、もう7年も前のこと。
今まで機会がなかったんですよねえ。
秋葉原から千住あたりまで地下鉄みたいです。

まだ、電車や駅がキレイで気持ちがいい~。
旅行で知らない街に来て、電車に乗っているような気分です。

ホームや駅構内が面白い!

新御徒町駅は、武家の家紋だらけでした。
よっぽど、降りてじっくり見ようかと思いましたが……。
目的地は浅草なので、ガマン。

浅草駅はこんな風です。
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改札の外も……。
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浅草駅が浅草六区の方にあるのもイイね!かっぱ橋に行くにも便利。
他の路線との乗り換えは、とっても不便でしょうが。

地上に出ると……。火の用心♪
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シャッター、いいですね~!
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いよっ!三人吉三!
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久々に訪れた浅草、楽しかったです!
つくばエクスプレスも想定外の面白さだったし。
次回は切絵図持参で新御徒町駅で降りたい……。




 
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館で開催中の特別展「渋谷に残された版木」展に行ってきました!

渋谷の喧噪から離れた小高い丘の上にある、こじんまりとした博物館です。
(入館料一般¥100・特別展込み)
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常設展も見応えある内容ですが、今回は特別展に全神経を集中!
また別の機会に、常設展は紹介しますね。

江戸にハマってから、ちょいと気になる存在だった塙保己一(はなわ・ほきいち/1746~1821)さん。
ハニワホ・キイチではありませんよ~!(ずっと間違えてたよ……)

目が不自由ながらも、抜群の記憶力を持っていらした保己一さん。
40年かけて『群書類従』666冊を編纂・出版し、歴史学・文学の発展に大きく貢献しました。

……と、言っても、よくわからないですよね?

当時は、同じ文献でもいくつも写本があってどれが正確なのかわからなかったり、その文献が持つ価値も忘れかけられていて捨てられる寸前だったり、タイトルは伝わってるけど本自体どこにあるのかわからない、とか、そんな混乱した時代でした。
そういうのを可能な限り、すべて集めて、比較研究、取捨選択し、まとめたのが『群書類従』なのです。
保己一さんのこの事業がなければ、日本の歴史学・古典文学研究はどうなっていたものやら……。

例えば、『源氏物語』をちょっと調べてみよう、とかる~く思ったとします。
ところが写本が何冊もあり、少しずつ内容が異なる。どれが正しいのかわからない。
しかも写本のありかがバラバラで一冊ずつ持ち主を訪ねて許可をもらわないと読めない。
この本は京都のお公家さんが持ってて、この本はあの大名が持ってて……。
今日は京都、明日は北陸……。
しかも、わざわざ訪ねても出し惜しみする。ケチ。なかなか見せてくれない。
めんどくさい。面倒すぎる。もう、いいや、どうでも。ヤル気ゼロじゃ。
それが、保己一さんの『群書類従』を見れば全部、解決!バンザイ!スバラシイ!ヤル気アップ!

展示を見ると、保己一さんは、天才的な記憶力のみならず、編集力、構成力、判断力、洞察力に優れたオールラウンダーだったことがよくわかります。
なにより、目的に向かって一途に進む、そのひたむきな情熱にうたれます。

エライだけじゃなくユーモアのセンスもあり、弟子たちに慕われていたという保己一先生。
ステキ♪
展示を見終わるころには、わたしもすっかりホキーチストになりました。

先日、NHK「歴史秘話・ヒストリア」を見ましたが、かのヘレン・ケラーも保己一さんをたいへん尊敬していたらしい。
彼女は生涯3度も来日して福祉向上を訴えましたが、保己一さんの存在が支えになっていたと思われます。

こんなに偉大な保己一さんなのに、あまりにも知られていない!
ぜひ、展覧会に足を運んで、あなたもホキーチストになってくださいね~。(2012年3/20まで)

博物館でいただいた「散策マップ」です。
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帰りはこの道を歩いて渋谷駅まで戻りました。ゆっくり歩いて20分くらい?
ずっと、石畳の道が続くので迷わずわかりやすい!
途中、神社やうろこ模様建築の魚屋さんなどが見られて楽しいです。

足元には、こんなきれいなタイルも。
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金王八幡宮で。ちょっと雪がパラついてきました。さぶい。
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渋谷のこのあたりってなかなか行く機会がありませんよね。
渋谷で歴史散策もオツなものです。ショートトリップ。
ちょっとオトナ向けの渋谷です。




 

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導在 あわい

Author:導在 あわい
ドーザイ アワイ と申します。
ワケあって時間がたっぷり。いつかは読みたいと願っていた名作の数々…いますぐ、読むことにしました!
名作以外もどしどし読む予定。
楽しい読書録を目指します。

日本の名作 (20)
古典 (3)
明治の名作 (5)
大正の名作 (3)
昭和の名作 (8)
平成の名作 (1)
一般書 (40)
美術 (10)
歴史 (19)
文章修業 (2)
名作のほとり (3)
そのほか (6)
文学の旅 (2)
博物館&美術館 (7)
栞を挟んだら*読書小話 (20)
日本の名作 リスト (0)
はじめまして (3)
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TRCブックポータルに書評を投稿しています(2013.01~)。
ハンドルネームは*導在あわい*です。
「TRCブックポータル」は2016.03をもって運営終了されました。

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また、2012.12までの書評は書籍と電子書籍のハイブリッド書店【honto】(旧;オンライン書店ビーケーワン)でも閲覧可能です。
当時のハンドルネームは*辰巳屋カルダモン*です。
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書評の鉄人*に選ばれました。
bk1-00232(2011.08.19付)
* 第297回 書評の鉄人列伝 で紹介されました(2011.09.30付)。

自分なりのルールを考えました。
こちらをご覧ください!


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